この気持ちありえないから。







俺は長々とみんなの合唱を聞いていた。




終わったか?


先生の言葉に帰ってもいいです。という言葉があったのを確認し俺はカバンを持ち教室をそそくさと出た。

廊下にでて昇降口へと向かおうとすると、後ろからペタペタと足音が聞こえた。

誰だろう。
まぁいいや。とりあえず早く帰ってしまおう。
今日は塾があったな、予習含めてやっておこう。

なんて考えて昇降口について靴を履いていた。

「…」

足音が近場で止まった。
俺は振り向いた。


そこには楓…が立っていた。

目が合っても別に…的な。
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