この気持ちありえないから。
別にどうでもよかった。


自分がいまいち何を、どうすりゃいいのかわかんなかった。

ただ、合唱とか、そんな時だけまとまるとかめんどくさくて。

「3年2組だと、思ってないから。」

別に思われなくても。


「…。」

雨?

違う。

これは俺の目から流れていた。
なんで泣いてんの。

自分がやってきたことを否定された。
わかってる、自分のやってきたことは否定されて当たり前だと。

そんな馬鹿らしいこと、俺は興味なかったんだよ。

自分に興味ないことは無理やりでもやらなきゃいけねーのかよ。

涙が止まらなかった。

3年2組はみんな俺を否定してるだろう。

当たり前だ。

みんな。
みんな。


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