この気持ちありえないから。
。゚✶ฺ.楓side.✶゚ฺ。


「海…く…ん?」


外に出た目の前の木の下に海君は膝を抱え座っていた。


「…!?」

驚いた表情を見せた海君は…


「泣いてんの…?」

海君は泣いていた。
海君は慌て涙を拭うと「関係ない」とだけ呟いて顔を埋めた。

「関係ない…か。」

なんだろう、海君とは今日が話すのが初めてだった。

でも今は…。


「海君…は関係なくても、うちらは関係ある…よ?」

海君のそばに近ずくと私は隣に座ってみた。

なぞの間をあけて。
< 39 / 46 >

この作品をシェア

pagetop