ブルースター
「新入生代表の挨拶、新入生代表如月真麻。」

「はい。」

大丈夫よ。真麻。
全ては、あの約束のため。
真麻ならできるわ!

私は、自分の席からゆっくりとたちあがった
体育館に入ってくる風によって靡く私の黒い髪、あー、ママには、黒い髪みせたくなかったなぁー、なんて、思いながらゆっくりと壇上にあがる

「私達は、……………………私達の成長を温かく見守ってください。」

パチパチパチパチ!

よく、出来たわ。
総一郎さんも、ニッコリ笑ってくれたしね!ついつい、私も笑い返してしまった

そんな顔を誰かが見てるとは、
知らない私は、これから起こることに全くきずいていなかった


< 18 / 20 >

この作品をシェア

pagetop