知ってるよ、そんなことくらい【短編】


「あははははー!
ちょーうける!なにやってんの爆笑」

朝から教室は笑いに包まれていた

クラスのムードメーカーの子が朝から
一発芸をしていたのだ

その輪の中に春斗クンもいた

春斗クンは笑っていた

私も笑った


その時目が合った。
お互い目を合わせながら笑った

っ///

いつも雰囲気が怖いせいか
余計にかっこよくみえる....


また目があっちゃった...
しかも笑ってくれてる

春斗クンって...
そ、そ、そんなわけないよね!!

100%に近いほどないよ...

笑ってくれるのは嬉しい...
でもそれは私に期待という2文字を思い浮かばせるよ...

だから笑わないで...


はぁ...わたしってわがままだな。

笑ってくれると嬉しいのに


笑わないで


だなんて...


その出来事はたった一瞬だったけれど
私にとっては一生わすれられない
一瞬だろうな。
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