あなたを待つ夜
「もう12年ぶりぐらいか?」と俊。
「そうだはず。(そうだと思う。)あー、びっくりした!」
「お前、内地行ったんじゃなかったか?」
「……色々あって戻って来たさー」
「はーや。(そうなんだ)」
――高校2年の夏……。
優子と俊はクラスメイトだった。
お互いたまに話すだけの仲だったのだが、確かクラス会の帰りに
二人で帰ったんだった。
真っ直ぐ帰るつもりがコンビニに寄り、二人でジュースを買って海で何時間も語り合った。
そこで優子は俊に言われた。
「俺、実は長嶺さんのこと好きだばーよ。(好きだよ)」と。
「そうだはず。(そうだと思う。)あー、びっくりした!」
「お前、内地行ったんじゃなかったか?」
「……色々あって戻って来たさー」
「はーや。(そうなんだ)」
――高校2年の夏……。
優子と俊はクラスメイトだった。
お互いたまに話すだけの仲だったのだが、確かクラス会の帰りに
二人で帰ったんだった。
真っ直ぐ帰るつもりがコンビニに寄り、二人でジュースを買って海で何時間も語り合った。
そこで優子は俊に言われた。
「俺、実は長嶺さんのこと好きだばーよ。(好きだよ)」と。