誰が好きになんてなるかっ!
「きたねぇなここ。
んでこんなにホコリかぶってんだよ。」
なんか、不機嫌だね…
怖いんだけど…?
「おい、パシリ。おまえここやれ。」
桐生君がホワイトボードにこの部屋の中の図をかき指さした範囲は…
この部屋の5分の4の範囲。
「おおすぎっ!絶対無「パシリのくせに口答えすんなよ。」…」
何で私、こんな奴のパシリになっちゃったんだろ?
お弁当我慢すればよかった…
「はいはい。わかりましたよー。」
早く終わらして、寮に帰ろう。
私は山積みの資料を抱えて移動する。
が、
グラッ
え…?
ヤバい、倒れる…
私はくるであろう衝撃を想像し、目を閉じた。
が、いつまでたっても衝撃はこなかった。
?なんで…?
私は恐る恐る目を開いた。
「っ…!////////////」
そこにはドアップの桐生君の顔。