誰が好きになんてなるかっ!
「……じゃあ、あれいくか。」
アレ、と桐生君が指さした方向には。
「お、、、お化け屋敷…」
世界で一番嫌いといっていいほど苦手なお化け屋敷が。
ムリ。
アレにはいるくらいなら絶叫マシン乗るよ!
「あ、これ、命令な。(ニヤリ」
………桐生君って、確信犯だよねっ?
「ううっ、、、、」
てなわけで、お化け屋敷にやらんで居るわけですが。
本当にムリっ、
自分達の番がどんどん近付いてくる。
「(いやだいやだいやだぁ!)」
「入らないってことは「できない。」
ですよね…。」
ため息をついて迫り来る順番を待つ。
いや、待ちたくないよ!?!?
待ちたくないけどさ……。
そう思いながらチラッと見る。