特別なお客さん。〜あなたとの距離〜
ドキドキしすぎて、手を振っていても、まともに大原くんの顔を見ることはできなかった。

その後、家に帰ってからお互いの空いてる日を言い、日にちを決めた。


次は、来週の日曜日。

たまたま二人ともバイトもなく、予定もなかった。


2回目のデート。




『まあ、あの人は宮下さんのこと気になってるのかな〜とは前から思ってましたけどね。』


『パン屋に…笑顔の素敵な……可愛い店員さんがいる、って。』


『それは本当のことじゃん?……俺だって………そう思ってるし。』



思い出して顔が熱くなる。



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