恋物語

*ピリピリした空気


アラームの音で目を覚ました。

「なんとなく学校行きたくないな」

今日は高くポニーテールをしただけ。

着慣れた制服に急いで腕を通した。
登校中に会いたくなかったから
時間を早めにしてら会わないようにする
つもり。

ご飯も急いで食べて。



家を出た。
「いってきまーす」


ぜったい会わない自信があったのに
会っちゃった。

しかも優希くんと高山くん両方。


あたしは気づいてないフリをしたけど、

「りさ、昨日はごめんな。」

「あ、優希くん!大丈夫だよ。
気にしないで?」

「うん。ありがと」

「じゃあ、急いでるから先に行くね」

返事を聞かないで走った。
3人でいると空気が悪くなりそうだから。

高山くんはなにも言わなかったなー

まぁいいけど。

元陸部ってだけあって15分ちょいで着いた。

「早くつきすぎっちゃったかな?」

そう言いながら正門を通る。

んー教室いても暇だよね。
でも教室以外にいる場所ないしなー


まぁとりあえず教室に行こう

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