思い出は今ここに
海斗side

俺たちがプリクラを撮り終わって帰る途中、声をかけられた。
なんと!俺らが二組のカップルだと思われたらしい。
すると、翔が俺に挑戦を挑んできた。




翔【恋人のいたことのない海斗!どっちがいい写真を撮れるか勝負だぞ!】

海【は?なにいってんだよ!】



そう言い切ると緋菜子ちゃんと一緒にカメラの前に出て行った。
そして、緋菜子ちゃんを抱き寄せて写真を撮っている。




翔【どうだ!海斗!俺の勝ちだな!】

海【・・・】




そして、しょうがなくカメラの前に向かうと波音が話しかけてきた。



波「ごめんね。こんなのに付き合わせて。」

海「ううん、大丈夫」




むしろこっちがわざわざ一緒に写真を撮ってもらうほうなのに、謝ってきたのは波音が初めてだった。
とりあえず、恋人のように見えるように波音を引き寄せる。



海「こんなふうにすれば恋人みたいに見えるかな?」

波「うーん、私恋人いたことないからよくわからない。」

海「えっ!波音ちゃん恋人いたことないの?こんなに可愛いのに。」



話していくとお互い恋人がいたことがないことで盛り上がって、自然と見詰め合って笑い合っていた。
その、笑った顔がすごく可愛かった。



翔【くそ!海斗の勝ちだな!しかも、波音ちゃんとすごく仲良くなってるじゃん!】

海【ん、、、まあな。】



そして、それぞれの寮へ帰った。


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