思い出は今ここに


先生「新入生代表の言葉、桐谷 波音さんお願いします。」

波音「はい!」



波音がステージに向かって歩いていく。



男子生徒「あの子めっちゃ可愛い!」
女子生徒「あの子、モデルみたい!」



などと、つぶやいていた。
何とか挨拶をおえて、無事に入学式を終えた。

その後、予想はついていたけど、他のクラスや他の学年の男子が3組の前に集まってきていた。

先生が何とかしてくれて騒ぎはおさまったけど、波音の心の中は最悪だった。


新入生は学校が始まったばかりなので、午前であがりになった。
他の学年はちょうどお昼の時間だった。


波「よし!緋菜子帰ろうか?」

緋「そうだね!」


二人で帰ろうとしていると、同じクラスの女の子が話しかけてきた。



女子生徒「桐谷さん!あの、男子の先輩が廊下で呼んでるんだけど、、、」



波音は内心めんどくさかったが、女の子には優しく返した。



波「わかった、ありがとう。」


そういわれて、女子生徒は帰って行った。


波「ごめん、緋菜子、行ってくる。」

緋「わかった。先に昇降口行ってるね!」

波「うん。」



< 3 / 19 >

この作品をシェア

pagetop