僕らのはなし。①
私は迷う事なく、アイツ等が集まっているアイツ等専用のラウンジのスペースへと向かった。
そう、SJ専用のラウンジスペースに。
「やっぱり来た。
もう謝罪は受けないぞ。」
私が来たのに気づいて、ニヤリとしてから視線を逸らし、偉そうに高級そうなソファに座りながら脚を組み、そういう奴にとりあえず持ってきたコンドームを投げつけた。
「イテッ!何すんだよ!!」
「謝罪?
そんなの受けなくて結構。
私も謝る気ないから。
何でキスすらした事ないのに妊娠すんのよ。
あり得ないじゃない!!
もういい加減私も我慢の限界。」
投げつけた後、立ち上がった奴を睨みながらそう言ってやった。
「あっ?我慢も限界だったらどうだってんだよ??」
だんだんこっちに迫ってきながら、背が高いから上から見下ろすようにそう言う伊崎から少し距離を取るように後ろに下がった。
「絶対許さない!!」
私はそう言うと、飛んで回し蹴りをお見舞いしてやった。
奴はさっきまで座ってたソファに倒れ込んだ。
「はぁ…スッキリした。
今度こんな下らないデマを流したら、アンタを地獄に送ってやる。
…失礼しました。」
少し顔を近づけそう言うと、私は3人に向かって一応挨拶して出ていった。