ただ隣にいるだけで


朝練を終えた大雅君がやってきた。


「何って、恋夏と愛を確かめ合ってるのよ♪うらやましいー?☆」

とおどけるように大雅君にいう愛ちゃん。



「うっ、うらまやしくねぇよ!」


「なによ。『うらまやしく』って」


「噛んだだけだよ!っていうか、ホントに何してんだ、森岡?」
と愛ちゃんとの会話を諦めて、大雅君は私に聞いてきた。


「愛ちゃんに中間テストの勉強教える約束してたの」

というと、再び愛ちゃんが、


「どうどう?うらやましー?」
と聞くと、


「別に!でも、よかったら俺にm「だめよ!女同士でやるから大雅はだめだから」



ということで、二人でスタートしたのです。

大雅君の残念そうな顔に気づいてたけど…
ごめんなさい、大雅君………

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