ただ隣にいるだけで
そして、次の塾の日…
授業を終え、またいつものようにモエちゃんと
居残りで勉強していた。
すると、
「森岡さん、今からいいかなぁ?」
と佐々木君がやってきた。
「へー、佑真。
私じゃなくて、恋夏ちゃんに教えてもらうんだぁ」
と茶化すようにいうモエちゃん。
「いいだろ、約束したんだし!
なぁ、森岡さん!」
と聞いてくる佐々木君に私は、
「う、うん。」
と返してその場は収まって、勉強をスタートさせた。