ただ隣にいるだけで


「あ~、いや!別に変な意味じゃなくて…その、俺の周りって桃恵みたいに俺をいじるやつが多いから…そのぉ、森岡さんみたいに優しい人少なくて。」

と言った後、再び意気込んで、


「だから、森岡さんは、俺の癒し?みたいな…」


と弁解するように佐々木君は言った。


「……ありがとう。」


いろんな意味を込めて、つぶやいた。

< 41 / 52 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop