ただ隣にいるだけで
もちろん私だってニヤニヤなんかしたつもりないので、
「絶対っ、してないもん!」
と言い切った。
すると、愛ちゃんはあきらめたようで、
「じゃあ、何かいいことあった?」
と聞いてきた。
「それはぁ…」
と私は口ごもる。
嬉しいことがなかったわけではない。
でも、愛ちゃんに言うの恥ずかしいなぁ…
なんて考えていると、
「話してよ。私たちに隠し事はなし、でしょ♪」
そうだ。愛ちゃんにはちゃんと言わなきゃ!
その言葉に私は、
「昨日ね…」
と話すことにした。