ぼくはロボット。
「ぅわっ…!!え…ひゃああああ!!」

ドスン。
余りに驚いて尻もちを着いた。

「なっ、えっ、なんっ人がっはぁあ?!」

完全にパニック状態だ。
死んでいるのだろうか?死んでいたとして何故ダンボールに入れられて私の家に運ばれてきたのか?

「けっ警察っ…とかっ」

私が一人パニクっていると…
パチッと、その人が目を開けた。

「?!」

目を開けた彼は部屋を見渡し、そしてゆっくりと起き上がる。

「あ、あなた生きてっ…」
「いや…生きてはいない…かな」
「や、やっぱり死んで…!!」
「いや…死んでもいない」

むくりと起き上がった彼は、ゆっくりとこちらに迫ってきた。

「こっ、来ないで!!」

情けなくも腰を抜かした私は立ち上がって逃げることも出来ず、ずりずりと体を引きずって手を顔の前でクロスした。

ついに彼が私の前までやってきた。
するとしゃがみ込み、私をジロジロと見ている。

「な、何…?」
「…うん、可愛い」
「…は?」






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