LoVendoЯ~あの日の約束~
消えない想い
:明日香side:
「..っく..ひっく..」
どれくらいの時間が経ったんだろう。
蓮の冷たい言葉が
蓮の冷たい視線が
あんなにも痛くて苦しいなんて..。
砂を両手ですくっても
どんどんこぼれ落ちていく。
あたし達の思い出もそんなものなのかな。
「〜♪」
ふいにスマホが鳴った。
画面を見ると『唯』の文字が。
通話ボタンを押すと
『もしもし、明日香?』
唯...。
あたしね、蓮を見つけたよ。
見つけたんだよ...
伝えたいことは、たくさんあるのに
言葉が出てこない。
『明日香?』
電話の向こうで唯が不安そうに
あたしの名前を呼んだ。
「...唯...っく」
『明日香!?泣いてるの?』
「蓮が...蓮が...っ」
『明日香、落ち着いて!
今どこにいるの?』
あたしは唯に今いる場所を
教えて電話を切った。
「..っく..ひっく..」
どれくらいの時間が経ったんだろう。
蓮の冷たい言葉が
蓮の冷たい視線が
あんなにも痛くて苦しいなんて..。
砂を両手ですくっても
どんどんこぼれ落ちていく。
あたし達の思い出もそんなものなのかな。
「〜♪」
ふいにスマホが鳴った。
画面を見ると『唯』の文字が。
通話ボタンを押すと
『もしもし、明日香?』
唯...。
あたしね、蓮を見つけたよ。
見つけたんだよ...
伝えたいことは、たくさんあるのに
言葉が出てこない。
『明日香?』
電話の向こうで唯が不安そうに
あたしの名前を呼んだ。
「...唯...っく」
『明日香!?泣いてるの?』
「蓮が...蓮が...っ」
『明日香、落ち着いて!
今どこにいるの?』
あたしは唯に今いる場所を
教えて電話を切った。