LoVendoЯ~あの日の約束~
座席表を見ようと黒板を
見たけど、それらしき紙はどこにも
見当たらなかった。
ちょうど教卓の前の席に座っていた
眼鏡をかけた、いかにも
真面目そうな感じの男子に
唯が話しかけた。
「ねぇ、これどうゆう席順?」
唯に話しかけられるとは思って
なかったのか
その男子は顔を真っ赤にしながら
「あっ、えっと...自由です...。」
「自由なの?!そっか、ありがと」
唯が笑顔でそう言うと男子はもっと
顔を真っ赤にして黙ってしまった。
唯さん、その笑顔は反則だよ。
「あの男子、唯に惚れたね」
「明日香、顔にやけてるから。」
ハッ...!やばいやばい。