今日から俺の妹な。
もうっ、本当に何なんだ。



人をからかって何が楽しいの!



先輩ってそんなに性格悪かったの!



なんて。



頭のなかで悪態を吐くも急上昇した体温は冷めることなく。



「本当にごめんね。でも驚いた顔も可愛かったよ?」



と、どうせまた冗談だとわかっているのに、性懲りもなく再度頬を染めるの



だった。
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