今日から俺の妹な。
「…っ!?」



最終的には、



「ガタンッ」
「きゃっ!」



反射的に一歩引いた足がイスにぶつかり、不協和音を発てる。



そしてさらに自分で出した音に自分自身が一番驚くというなんとも悲しい状



況から、私の逃走劇(という名の焦り)はあっけなく終わりを迎えた。


< 13 / 154 >

この作品をシェア

pagetop