今日から俺の妹な。
「ただいま戻りました」



「おお、やっと戻ったか」



目の前に現れたのは、眩いほどの光を放つ部屋。



部屋全体がキラキラと光っているように見えるのは、天井から絶対的な存在



を主張するシャンデリアのおかげだろう。



その部屋の奥の、大きな窓を背にして椅子に腰かけている人。



それはきっと…。



「お父様。こちらが凛様です」



「ほお。綺麗な子じゃのぅ」



玲先輩のお父さん…。


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