今日から俺の妹な。
だめだ…、朝一で先輩の笑顔トークは心臓がもたない…。



そんなことを思いながら階下へ行くと、だんだんと美味しそうな香りが漂っ



てくる。



先輩の後ろについて部屋へ入ると、そこにはホテルのような朝食が並べられ



ていた。



日の光を浴びて食器がキラキラと輝いている。



「食べよっか」



コクリと頷いて先輩の隣の席に座った。



というか、隣の席に座らざるを得ない。



だって。



「どうして二人分しかないんですか…?」



私と先輩の分しか用意されていない。

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