今日から俺の妹な。
「ご、めん…みれい…。信じてくれてた、っのに、何にも話せ、なくて…」



「ほんと、そうだよぉっ…」



あぁ、私、大切な存在に、今まで気づかなかったんだ。



いつも私の傍にいて、いつも一緒に笑って、一番私を知ってくれていたの



は、他でもないこの美麗だ。



たくさん心配をかけて、とても不安にさせたのに、私を信じてくれている。



必要以上に話しかけてこなかったのも、深追いとかしなかったのも、全部全



部、美麗の優しさだったんだ。

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