ありがとう ~たった1人の母~

それから、優くんは毎日あの場所に来るようになった。


そして小学生高学年になった頃 …

「ね、優くん?
どうして透けてるの ?」

「…俺にもわかんない 。
でも、俺が美咲に会いたいって思ったら美咲が前に現れるんだ 。」


「何か不思議だね …」

どうしてかな…?
まあ、いいや 。
優くんに会えるんなら、それで。











< 2 / 18 >

この作品をシェア

pagetop