カレとカノジョの関係。
そしてあっという間に日曜日。
「いってきまーす!」
玄関のドアを開けると、パァッと眩しい朝日が差し込んだ。
「うーん!いい天気…」
独り言を言いながら、何気なく一誠の部屋の窓を見ると
カーテンは完全に閉じられ、開けた様子もない。
…絶対寝てる。
ったく、仕方ないなぁ。
あたしは駆け足で一誠の家に向かうと、インターホンを押した。
…あれ、誰も出てこない。
おかしいなぁ。
なら、こうするしかない。
あたしは人差し指に力を込めると
ピンポンピンポンピンポンピンポーン
インターホン連打!
ピンポンピンポ「何だようるっせぇな!?」
ほどなくして、パジャマ姿に寝起き頭の一誠が勢いよく出てきた。