大丈夫
二章
「衿香。
衿香がいまこの手紙を読んでいるってことは、
俺はもうここにはいないんだよね。
ごめんな。
こんな俺で。
こんな弱い俺で。
何よりも、衿香を守れなくってごめんな。
衿香、すっごい寂しがり屋だし、衿香にとって俺は唯一の心の支えだった。
でも、死にたいとかだけは思わないでほしい。
衿香には守らなきゃいけないものがあるから。
新しい命っていう守らなきゃいけないものができたんだから。
大丈夫。俺は心配しないで。いつまでも衿香の事も赤ちゃんも見守ってるし、
いつまでも愛してるから。待ってるから。
大丈夫。寂しくなったら空を見て。
この空はどこまでも繋がっているから。
遊真。」
衿香がいまこの手紙を読んでいるってことは、
俺はもうここにはいないんだよね。
ごめんな。
こんな俺で。
こんな弱い俺で。
何よりも、衿香を守れなくってごめんな。
衿香、すっごい寂しがり屋だし、衿香にとって俺は唯一の心の支えだった。
でも、死にたいとかだけは思わないでほしい。
衿香には守らなきゃいけないものがあるから。
新しい命っていう守らなきゃいけないものができたんだから。
大丈夫。俺は心配しないで。いつまでも衿香の事も赤ちゃんも見守ってるし、
いつまでも愛してるから。待ってるから。
大丈夫。寂しくなったら空を見て。
この空はどこまでも繋がっているから。
遊真。」