一人になるということ
「これを見て下さい」

黒いスーツ姿の男性は写真を取り出した

そこには、私にそっくりな女の人が写っていた

『この人…は?』

「あなたの双子の姉、南様です」

「南様は立花財閥の立花斗真(たちばな とうま)様と結婚前に病気で亡くなってしまいました」

「そして…南様が亡くなった今、立花財閥が経営していくには、詩様が必要なのです。」

『そ、そんな…勝手なことを言わないでっ!!!!』

「斗真様から伝言を預かっております…」

男性は、静かに紙に書いてある文字を読み上げた

< 11 / 26 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop