一人になるということ
「もしかして~、お母さんもお父さんも本当の親じゃないってわかったから死んでもいいって思っちゃった~?」

『そんな訳ないじゃないですかっ!!!!』

「じゃあ龍介君は~?ただの恋人だし、別に死んじゃっていいのかな~?」

『そんなの違うっ!!!!』

斗真という男は画面の向こうで笑っていた…

「あ~あ~妬けちゃうな~そんなに彼のことが好きなんだ~僕と結婚するのにそんなこと言っちゃダメだってばー」

『私はあなたとなんて結婚しな…』

「おい、何回言ったらわかるんだよ、殺していいのか?」

背筋が凍る冷たい声がまたした…

「まあ君にも考える時間が必要だよねっ♪今度2人で話をしようか!今週の日曜日に会おうねっ♪じゃあまたね、詩ちゃん♪」

そこで電話は切れた……


私は…どうしたらいい…?


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