一人になるということ


ーーーーーーーーー


その後というもの…

私は何も出来ないまま、日曜日になった…


指定されていた場所へ私はフラフラした足取りで向かった

この前斗真さんの部下の男性から紙を渡された。
その紙には高級マンションの場所と部屋のナンバーが書いてあった

『ここ…かな?…』
コンコン

ノックする…すると…
ガチャッ

「やあ!やあ!やあ!待ってたよ!」

中から勢いよく出てきたのは…この前電話で聞いた声の主だった…

『斗真さん…ですか?』

「うんうん!そうだよー!やっぱり南さんにそっくりだねー!君には初めて会ったけどさっ!」

彼は身長が高く、人懐っこい顔で、スーツを少し着崩した格好をしていた

「さぁさぁ!入って入って!」

私は誘導されるがままになって、ソファーに座らせられた

『あの…話って、何ですか…??』

「話って言ったらこの前の話に決まってるじゃ~ん」

斗真さんはコーヒーを入れながら答えた…

< 16 / 26 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop