一人になるということ
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その後というもの…
私は何も出来ないまま、日曜日になった…
指定されていた場所へ私はフラフラした足取りで向かった
この前斗真さんの部下の男性から紙を渡された。
その紙には高級マンションの場所と部屋のナンバーが書いてあった
『ここ…かな?…』
コンコン
ノックする…すると…
ガチャッ
「やあ!やあ!やあ!待ってたよ!」
中から勢いよく出てきたのは…この前電話で聞いた声の主だった…
『斗真さん…ですか?』
「うんうん!そうだよー!やっぱり南さんにそっくりだねー!君には初めて会ったけどさっ!」
彼は身長が高く、人懐っこい顔で、スーツを少し着崩した格好をしていた
「さぁさぁ!入って入って!」
私は誘導されるがままになって、ソファーに座らせられた
『あの…話って、何ですか…??』
「話って言ったらこの前の話に決まってるじゃ~ん」
斗真さんはコーヒーを入れながら答えた…