一人になるということ
俺は急いで学校を飛び出した

「ウソだっ………!!」

詩の家へ全力で走った…


「ハァハァ、ハァ、ハァ」

ピンポーン

呼び鈴を鳴らしても誰も出てこない
俺はドアに手をかけた

ガチャッ

「空いて…る?」

ドアは空いていた、俺は中へ入った

「ウソ……だろ…」

家の中は家具や電化製品、何一つ無かった

二階へ駆け上がり詩の部屋へ入った

ここも同じだ、何一つない

ただ、1つだけ床に紙が落ちていた
震える手で拾いあげた

紙には、詩の字で俺宛に手紙が書いてあった…




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