一人になるということ
「そこでここの公式は…」

先生の話を聞きながら俺は恋羽と付き合い始めたことを思い出していた。

俺と恋羽が出会ったのは部活だった。

恋羽が真剣に弓を引く姿に俺は一目惚れだった。だが告白する気は無かった。人を一度も好きになったことなんて無かったからどうしたらいいか分からなかったからだ。

だけどそれは恋羽が熱を出して部活中に倒れたことで変わった。

大会前ということもあり、恋羽はいつも以上に練習を頑張っていた、倒れた原因は体の過労だった。

「恋羽！？大丈夫か！？」

俺は真っ先に恋羽を抱えて保健室に連れて行った

先生は少し休めば良くなると言って出ていった

「お前頑張り過ぎなんだよ」

『うん、ごめんね』

そして俺は１つの決心をした、俺が守らないと恋羽はまた無理をしてしまう、
と思った

「なぁ、俺、ずっとお前が好きなんだよ、これからは俺が守ってやるから無理するな」

『え、それって…』

「あ、これもう決定事項な、お前は俺の物！」

『ふふっ、はい。わかりました、後ね、私も好きです』

「あぁぁぁぁ!!!!////」

『ど、どうしたの！？』

「不意打ちでそんなこと言うなよ～！///」


そして俺達は始まったんだ。

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