君の気持ち、知りたいんだよ
夕莉side
俺......お前が好きだ。
拓海にそう言われた。
ドキドキして、恥ずかしくて。
でも、それ以上に幸せで。
嬉し涙まで、でてきちゃったよ。
あー、私、拓海のこと、大好きなんだな...。
しばらくして、我に返り、みんながいるということに気づいた。
誰かに見られてたらどうしよう。
そう思った瞬間、身体が、拓海を押し退けていた。
『あ、ご、ごめんなさい』
謝ったけど、拓海があまりに辛そうな顔をするから、逃げたくなった。
とっさに、美麗ちゃんの隣に座った。
『わわっ。って、えっ!? 夕莉? どーしたの?』
『うぅー美麗ちゃーん』
私は、さっきあったことを全て話した。
『夕莉、後でちゃんと、説明して、謝るんだよ。
いくら、恥ずかしかったとはいえ、押し退けた理由説明しずにこっちきたんでしょ?傷ついてるよ。中津』
『うん。わかった...!!!』