君の気持ち、知りたいんだよ


まぁ、助けてくれたし、お礼に聞くだけでもしてあげよ。



『うん。どうしたの?』


『俺ね、昔から、モテんのよ。自分で言うのもなんだけどね。
女の子と付き合ったりしてきたけど、好きって聞かれたらいつも答えれなかったんだ。好きだけど、それが恋愛の好きなのかがわからなかったから。



まぁ...確かに淳史は、拓海に負けないくらいカッコいいし、モテる。



優しいしね。



『そんな俺が、高校生になって、初めて守りたいと思う子ができたんだ。
その子が気になって、気づいたら目で追ってて。
でも、その子は、俺の友達が好きでさ。そいつの前で笑うその子が好きだったんだ。でもさ、その子、今そいつがフラフラしてるせいで、傷ついてんだ。どうしたらいーかな?』


うーん、それは....


『慰めて、もし、淳史の友達にその子は守れないって思ったら
、淳史が奪っちゃえばいいんだよ。
まぁ、どうするかは、その子次第だけど.....』



『そぅ.....だよな♪
よし、じゃあ伝えるよ。俺。自分の気持ち。』



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