君の気持ち、知りたいんだよ
正直、みんな真凛ちゃんのわがままには少しイライラしていた。
ただ1人。拓海を除いては.....
拓海は、わがままを言う真凛ちゃんを甘やかし、リュックを持てと言われたら持ったりもしてた。
淳史はというと、私にかなり気を使ってくれてる。
さすがに、何回も何回も休憩していたので、もぅ大丈夫だろうと思って立ち上がった。
すると.....
『えー!もぅいくのぉ?
私まだ疲れとれてないー!』
なんて言い出す。
そんなことを言う真凛ちゃんに対し、拓海はなにも言わない。
ただ、真凛ちゃんを見てるだけ、
そんなとき、私のなかで、なにかがプツンと音をたてて切れた。