君の気持ち、知りたいんだよ


『ちょっと、真凛ちゃんいい加減にしなよ!
さっきから何回も休憩して。
これは、団体行動なの!疲れたのもわかるけど、頑張ろうよ。』



もぅ訳がわからないと、私は1人で歩きだしていた。



しばらくして、ハッと気づいた。



しまったー!

私、方向音痴だ.....。


気づいたのが、遅かったのか、後ろには.....



誰もいない.....アハハ.....ですよねー



もぅ、どうしよ....今日は最悪の1日だよ。


拓海に謝ろうと声をかけようとしたけど、緊張しちゃって話せないし。


道に迷って、1人だし。


はぁ、私、このまま死ぬのかな.....







ガサガサガサ






『なっなに!?』




『いって!なんだよ、この草!トゲトゲしてんじゃねぇか。』



えっ.....なんで?なんで、この人が、今、私の目の前にいるの?




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