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「絹、見返り美人てどんなんだっけ?」

突如、また甲ちゃんの不思議発言…

「えっと… こーゆー感じ?」

後ろを向いて身体を捻って振り向くと

カシャカシャカシャ

シャッター音が鳴り響く。

もしかして、ポージングさせようとあんなことを?

「なーんか今ひとつだよな?」

何をさせようとしてるの?貴は…

「…足をツイストして腕で胸挟んでみ?」

「足をツイストして… 腕で胸… ちょっと!」

これってエッチな雑誌のフェロモンむんむんなお姉さんがやるような格好じゃない!?

「残念!挟む胸がない…」

カメラを構えながら貴が呟く。

「バカじゃないの!」

何度も言うけど… 本当にあたしのことが好きなわけ?!

「貴弘くん、今のはペナルティだわ。帰りのそば代は払うように!」

メガホンを手に、またまた謎のツッコミを入れる甲ちゃん。

「何でそば…」

「かけそばに呼ばれてる気がするから」

呼んでません… ただ食べたいだけでしょ?
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