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★UTG(アンダー ザ ガン)
窓から差し込む太陽の光、真っ白で統一された部屋
見慣れた景色が今日は何故か華やかに写る…
「顔、緩みすぎ… いつもの五倍増しでキモいぞ、お前」
いつも通り、あたしの病室で勉強する同居人に痛いところを突かれる。
「ひどーい!女の子にその言い方はないでしょ?!」
「どうせ兄貴がフリーなの分かってニヤけてたんだろ?
昨日は生気抜かれた顔してたのに、恋の力はすげーな」
「…っ!!」
そういえば廊下であの噂話を聞いちゃった日、甲ちゃんに会って尋問するって言ってたっけ…?
事実を知ってるならすぐに教えてくれればいいのに!
と思ってしまうあたしは呆れるくらい自己中の塊と化している。
「でも指輪が…」
椎名先生と恋人関係じゃない事が分かっただけで、指輪に関してはまだ何も掴めずにいた。
「預かり物らしいけど、どうだか。奴の考えは常識の範囲を軽々越えるからな、よく分からん」
実の弟が分からないことをあたしが分かるわけもなくモヤモヤした感情だけが残る。
見慣れた景色が今日は何故か華やかに写る…
「顔、緩みすぎ… いつもの五倍増しでキモいぞ、お前」
いつも通り、あたしの病室で勉強する同居人に痛いところを突かれる。
「ひどーい!女の子にその言い方はないでしょ?!」
「どうせ兄貴がフリーなの分かってニヤけてたんだろ?
昨日は生気抜かれた顔してたのに、恋の力はすげーな」
「…っ!!」
そういえば廊下であの噂話を聞いちゃった日、甲ちゃんに会って尋問するって言ってたっけ…?
事実を知ってるならすぐに教えてくれればいいのに!
と思ってしまうあたしは呆れるくらい自己中の塊と化している。
「でも指輪が…」
椎名先生と恋人関係じゃない事が分かっただけで、指輪に関してはまだ何も掴めずにいた。
「預かり物らしいけど、どうだか。奴の考えは常識の範囲を軽々越えるからな、よく分からん」
実の弟が分からないことをあたしが分かるわけもなくモヤモヤした感情だけが残る。