sEcrEt lovEr
★変なヤツ
昨夜はイロイロありすぎた上、イロイロ考えすぎてしまい睡眠をすっかり妨げられたまま朝を迎えてしまった。
全くすっきりしない目覚め。
重たい体が体調の悪さを警告していた。
こんな日は学校に行くのも辛いけれど、“こんな時”だから行かなくては と無理やり奮い起こす。
階段をゆっくり降りていくとキッチンで煎れられたであろう珈琲の香りがほんのり漂っている。
「絹ちゃん、おはよ。顔色よくないみたいだけど大丈夫?」
いつもの定位置にストンと腰を下ろす。
「うん。寝不足かな…」
ママは夜勤明けで寝てるかな、低血圧の貴もギリギリまで起きてこないだろう。
兄も帰国したばかりだから、時差ボケで寝ているのかもしれない。
リビングにはあたしと悠耶さんの二人。
「あいつらに何かされたら、遠慮しないで いつでも言ってね」
「うん」
目の前に置かれた紅茶をゆっくり流し込む。
ママは夜のお仕事ですれ違いの生活だから、親子でゆっくり話すことも少ない。
だからこういう時に話を聞いてくれる相手がいると、すごい安心する。
同居して唯一良かったと思えることだ。
全くすっきりしない目覚め。
重たい体が体調の悪さを警告していた。
こんな日は学校に行くのも辛いけれど、“こんな時”だから行かなくては と無理やり奮い起こす。
階段をゆっくり降りていくとキッチンで煎れられたであろう珈琲の香りがほんのり漂っている。
「絹ちゃん、おはよ。顔色よくないみたいだけど大丈夫?」
いつもの定位置にストンと腰を下ろす。
「うん。寝不足かな…」
ママは夜勤明けで寝てるかな、低血圧の貴もギリギリまで起きてこないだろう。
兄も帰国したばかりだから、時差ボケで寝ているのかもしれない。
リビングにはあたしと悠耶さんの二人。
「あいつらに何かされたら、遠慮しないで いつでも言ってね」
「うん」
目の前に置かれた紅茶をゆっくり流し込む。
ママは夜のお仕事ですれ違いの生活だから、親子でゆっくり話すことも少ない。
だからこういう時に話を聞いてくれる相手がいると、すごい安心する。
同居して唯一良かったと思えることだ。