sEcrEt lovEr
隣にいるお医者さんのおかげで、発作の不安はかなり解消された…
が、今度は違う種類のドキドキで眠れない。
ママがお休みの時はふざけて布団に入ってくることはあったけれど、
男の人と(布団は違えど)同じ空間で寝るなんて初めてのことで余計に眠りが遠ざかってしまう。
チラっと敷き布団の彼に目をやると、気持ちよさそうに寝息を立てている。
…寝るの早っ!
こんなに早く眠られたら お泊まりしに来た意味ないじゃないと何度も態勢を変えながら ようやくあたしも眠りにつく。
しかし、暫く経つと胸に違和感をおぼえる。
渇いた咳も出る。
甲ちゃんもきっと疲れているし、寝ていれば大丈夫… のはずだった。
まるで見えない誰かに心臓を鷲掴みされているような痛み。
次第に呼吸も追いつかなくなる。
苦しい… 助けて…!!
「…んっ …っく…!」
いくら頑張って呼吸をしようとしても十分に酸素が取り込めなくて、それどころか胸の締め付けが強くなる。
「絹、大丈夫か?」
甲ちゃんはすぐに目を覚まし、ベッドに腰掛ける。
「胸も痛い?」
声が出せなくて必死にうなづいて答える。
が、今度は違う種類のドキドキで眠れない。
ママがお休みの時はふざけて布団に入ってくることはあったけれど、
男の人と(布団は違えど)同じ空間で寝るなんて初めてのことで余計に眠りが遠ざかってしまう。
チラっと敷き布団の彼に目をやると、気持ちよさそうに寝息を立てている。
…寝るの早っ!
こんなに早く眠られたら お泊まりしに来た意味ないじゃないと何度も態勢を変えながら ようやくあたしも眠りにつく。
しかし、暫く経つと胸に違和感をおぼえる。
渇いた咳も出る。
甲ちゃんもきっと疲れているし、寝ていれば大丈夫… のはずだった。
まるで見えない誰かに心臓を鷲掴みされているような痛み。
次第に呼吸も追いつかなくなる。
苦しい… 助けて…!!
「…んっ …っく…!」
いくら頑張って呼吸をしようとしても十分に酸素が取り込めなくて、それどころか胸の締め付けが強くなる。
「絹、大丈夫か?」
甲ちゃんはすぐに目を覚まし、ベッドに腰掛ける。
「胸も痛い?」
声が出せなくて必死にうなづいて答える。