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ゆっくりと朝食を取っていると、階段から足音が聞こえてきた。

そして玄関からも物音が… て、誰!?

「ただいまー」

てっきり寝ていると思っていた兄が疲れた顔をしながら入ってきた。

「ちょっと!! 帰国早々、朝帰りとはいい度胸ね」

相当お疲れなのか、鞄ごとソファーにダイブする。

「夜の仕事だよ。生活費は入れるからコーヒーいれて…」

夜の仕事って女の人から夢と引換にお金巻き上げるアレ?!

「あんたねぇ!ちょっと見た目がいいからってチヤホヤされてもNo.1の道は険しいのよ!」

「は?何の話?」

どうやら違ったらしい。
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