わがまま女を愛して/頑張り男を見つめて
そうして喧嘩のまま
付き合って1年が経ったのだ
そして一週間後
もう少しで俺の誕生日の時
俺は逆にお前を喜ばせたかった
だからあるものを買う
そして手紙を書いて
あとは俺の誕生日になるのを待つだけだ
いや、待つだけじゃダメだ
あいつは誘ってくれない
だから俺が誘わなきゃ
こうして俺の作戦は一人淡々と進めていき
俺の誕生日になった
お前はラインを送ってくれたね
それはその後も頑張っていこうっていう内容のものだった
よしこれで俺もまた頑張れるぞ
そう思った
そして
お前と会った
服を見たりプリクラ撮ったり
それでも時間は余ってしまう
だから公園でまったりしていたかった
そして二人ゆっくりして
何気ない話もして
それが俺は好きだった
することがなくても
抱きしめ合えば癒されると思ったから
そして案の定することがなくなる
すると途端にお前は不機嫌になった
なぜだかはわかっていた
こんなこと前にもあったから
なんで不機嫌なの?
俺がそう聞くと
お前はこう答えた
「つまんないから」
あまりにもひどい言葉だ
俺と居ても楽しくないと居る意味がない
また言われてしまったから
じゃあ今までのはなんだったんだ
こんな時でも笑いあってた日々はなんだったんだ
俺が好きだったあの時はもうこない
俺が誕生日でも俺が悪い
何もかも俺が悪い
全部俺が悪い
俺がお前を楽しませれなかったから
いつまでも一緒だと思ったから
お前が居れば幸せと思ったから
全部悪いのは俺だと
お前は言うんだ
正直こんなことはもううんざりだ