社内恋愛なんて
「いいえ、とんでもありません」
瀬戸内さんはにこりと笑った。
でも、なんだか元気がないように見える。
大丈夫と言っているのに部長の強いすすめでお手洗いに行って傷口を洗い絆創膏を貼った。
お手洗いから戻ってきて、ちゃんと絆創膏を貼ったのを確認すると、ようやく安心したみたいで部長はオフィスに戻って行った。
心配してくれるのは嬉しいけれど、ここまで心配されると恥ずかしい。
私は肩を丸めながらセッティングの続きをしていた。
すると、瀬戸内さんが後ろからやってきて声を掛けた。
「湯浅さん、今日お昼ご一緒しませんか?」
「え?」
振り返ると、瀬戸内さんは微笑を浮かべて佇んでいた。
「私、今日は12時から13時までが昼休憩なんです。いかがですか? 会社の近くの美味しいパスタ屋さんに知ってるんで二人で行きましょう」
受付は昼も離れることができないので、交代制で休憩を回してもらっている。
だから皆で一緒にランチに行くことはできないので、瀬戸内さんと二人だけでランチに行くというのは特におかしなところはない。
でも、少し沈んだ様子の瀬戸内さんがどうして急に私をランチに誘ったのか妙にひっかかった。
瀬戸内さんはにこりと笑った。
でも、なんだか元気がないように見える。
大丈夫と言っているのに部長の強いすすめでお手洗いに行って傷口を洗い絆創膏を貼った。
お手洗いから戻ってきて、ちゃんと絆創膏を貼ったのを確認すると、ようやく安心したみたいで部長はオフィスに戻って行った。
心配してくれるのは嬉しいけれど、ここまで心配されると恥ずかしい。
私は肩を丸めながらセッティングの続きをしていた。
すると、瀬戸内さんが後ろからやってきて声を掛けた。
「湯浅さん、今日お昼ご一緒しませんか?」
「え?」
振り返ると、瀬戸内さんは微笑を浮かべて佇んでいた。
「私、今日は12時から13時までが昼休憩なんです。いかがですか? 会社の近くの美味しいパスタ屋さんに知ってるんで二人で行きましょう」
受付は昼も離れることができないので、交代制で休憩を回してもらっている。
だから皆で一緒にランチに行くことはできないので、瀬戸内さんと二人だけでランチに行くというのは特におかしなところはない。
でも、少し沈んだ様子の瀬戸内さんがどうして急に私をランチに誘ったのか妙にひっかかった。