社内恋愛なんて
美奈子は酒に強くって、勧め上手だった。
あれよあれよという間に二人で飲んで、気が付いたらけっこう酔っぱらっていた。
本当かどうか分からないが、美奈子が旦那の愚痴を言いだしたので、会話の流れで俺もみあの愚痴を語り出した。
実際のところはみあに対して不満はほとんどなかった。
でも、この場でのろけるのもおかしな話だし、サラリーマン世界では女房の愚痴をいかに面白おかしく語るかが場を盛り上げるコツとなる。
営業の世界で生きている俺にとって、話を多少盛ることはよくあることだった。
俺は美奈子に、みあが結婚後も仕事を続けることが嫌だという話をした。
みあは今でも仕事に一生懸命すぎるのに、結婚後も仕事を続けたら家事がおろそかになるんじゃないかっていう不安を語った。
美奈子は会社を辞めて、主婦業に専念しているからそれを持ち上げる意図もあった。
本当はそんなに気にしてなかった。
みあの何にでも一生懸命なところが好きだったし、家事も精一杯手伝う気だった。
みあが会社を辞めたいって言うんならそれでいいし、続けたいって言うんだったらサポートする。
好きなことを好きなようにやって、一緒に笑って過ごせたらそれでいいと思っていた。
あれよあれよという間に二人で飲んで、気が付いたらけっこう酔っぱらっていた。
本当かどうか分からないが、美奈子が旦那の愚痴を言いだしたので、会話の流れで俺もみあの愚痴を語り出した。
実際のところはみあに対して不満はほとんどなかった。
でも、この場でのろけるのもおかしな話だし、サラリーマン世界では女房の愚痴をいかに面白おかしく語るかが場を盛り上げるコツとなる。
営業の世界で生きている俺にとって、話を多少盛ることはよくあることだった。
俺は美奈子に、みあが結婚後も仕事を続けることが嫌だという話をした。
みあは今でも仕事に一生懸命すぎるのに、結婚後も仕事を続けたら家事がおろそかになるんじゃないかっていう不安を語った。
美奈子は会社を辞めて、主婦業に専念しているからそれを持ち上げる意図もあった。
本当はそんなに気にしてなかった。
みあの何にでも一生懸命なところが好きだったし、家事も精一杯手伝う気だった。
みあが会社を辞めたいって言うんならそれでいいし、続けたいって言うんだったらサポートする。
好きなことを好きなようにやって、一緒に笑って過ごせたらそれでいいと思っていた。