社内恋愛なんて
「違う。みあと別れたら、守は私を選ぶって思ってた。
それなのに、みあと別れた途端、私のこと邪険にして会ってくれなくなったのよ。
私のこと好きって言ってたのに。
だから私もダサい旦那なんか捨てて、守と一緒になろうと思ってたのに。
何度言い寄っても、みあのことが好きだからって……。
結婚したいと思うのはみあだけだって。
別れて一緒になりたいって言ってたのに。
騙された。旦那のこと邪険に扱ってたから、もう旦那は私のこと見てくれないし」
「それ、憎む相手が違うんじゃないの?」
守のことを憎むのも、自分が蒔いた種なんだから違うとも思うけれど、どうして矛先が私に向かうのか呆れた。
どこまでも身勝手な思考回路だ。
「別に、だからといってみあのことを憎んでたわけじゃないわよ。
長いこと離婚に向けてごたごたしてたけど、何にもしてこなかったでしょ?
そうじゃなくて、私が離婚してボロボロになってるのに、誰もが憧れる剛田部長と付き合ってるなんて聞いたら、はらわたが煮えくり返るのも分かるでしょう?」
それなのに、みあと別れた途端、私のこと邪険にして会ってくれなくなったのよ。
私のこと好きって言ってたのに。
だから私もダサい旦那なんか捨てて、守と一緒になろうと思ってたのに。
何度言い寄っても、みあのことが好きだからって……。
結婚したいと思うのはみあだけだって。
別れて一緒になりたいって言ってたのに。
騙された。旦那のこと邪険に扱ってたから、もう旦那は私のこと見てくれないし」
「それ、憎む相手が違うんじゃないの?」
守のことを憎むのも、自分が蒔いた種なんだから違うとも思うけれど、どうして矛先が私に向かうのか呆れた。
どこまでも身勝手な思考回路だ。
「別に、だからといってみあのことを憎んでたわけじゃないわよ。
長いこと離婚に向けてごたごたしてたけど、何にもしてこなかったでしょ?
そうじゃなくて、私が離婚してボロボロになってるのに、誰もが憧れる剛田部長と付き合ってるなんて聞いたら、はらわたが煮えくり返るのも分かるでしょう?」