社内恋愛なんて
ただ彼女と共に横になり、気持ちが落ち着くまで頭を撫で続ける。


もう、抑えきれないほどの欲求はなくなっていた。


震えるように泣き続ける彼女が、とてもはかなく見えて守ってやりたいと思った。


彼女が何を抱えているのかは分からないけれど、支えてあげられる存在になりたい。


もっと彼女を知りたい。


知れば知るほど好きになる予感がした。


人を見る目はある方だと思うから。


　いきなりキスをしてしまったり、酔って際どいところまでいってしまったが、こんなことになったのは初めてだ。


これからどうしていけば彼女と付き合えるのか、あまり恋愛経験が多い方ではないから分からないのが正直なところだ。


でも、俺は滅多に恋を落ちることはないから、この気持ちを大切にしたい。


「みあ」を、俺が、守りたい。
　
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