ずっと君が。〜好きな人の相談相手っ?!〜
朝からバタバタしたなぁ。
校門を入り、下駄箱で上靴に履き替えてから教室に向かう。
ガラガラッ
「あ、琴葉おはよ~」
「あれ、琴葉、いつもより少し遅かったじゃん?」
教室に入ると、クラスメイトの子達が話しかけてきた。
「おはよう~!!ちょっと寝坊しちゃってさ。」
「そかそか。大変だったねぇ。」
ちゃんと返事をしてから、席につく。
真人・・・は、来てるかな?
教室に入って、一番に気になる人。
教室をグルリと見渡す。
「あ・・・」
端の方に、真剣な顔で話す真人の姿をみつけた。
話相手は・・・例乃葉。
ズキッ
なぜか心が痛くなる。