ずっと君が。〜好きな人の相談相手っ?!〜

朝からバタバタしたなぁ。


校門を入り、下駄箱で上靴に履き替えてから教室に向かう。


ガラガラッ


「あ、琴葉おはよ~」


「あれ、琴葉、いつもより少し遅かったじゃん?」


教室に入ると、クラスメイトの子達が話しかけてきた。


「おはよう~!!ちょっと寝坊しちゃってさ。」


「そかそか。大変だったねぇ。」


ちゃんと返事をしてから、席につく。


真人・・・は、来てるかな?


教室に入って、一番に気になる人。


教室をグルリと見渡す。


「あ・・・」


端の方に、真剣な顔で話す真人の姿をみつけた。


話相手は・・・例乃葉。


ズキッ


なぜか心が痛くなる。
< 164 / 250 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop