ずっと君が。〜好きな人の相談相手っ?!〜
でも…
でも、その前に。
やらなければいけない事…
会って、面と向かって言わなければいけない人がいる。
ちゃんと自分の素直な気持ちを伝えなければいけない、もう一人の相手がー…
今は、約束の時間を少し過ぎたくらい。
だからまだ、間に合うはず…!
「柚野さん、すみませんっ」
私は勢いよく頭を下げながらそう言い残し、目の前の階段を駆け上がって4階へと急ぐ。
「はぁっはぁっ…」