ずっと君が。〜好きな人の相談相手っ?!〜
「で、何悩んでんの?」
「…は?!なんで…」
突然の質問に慌てる。
なんで俺が悩んでる事知ってんだ?
「…お前の考えてる事なんてわかるんだよ。」
玲音はそう言って、少し自慢そうにフッと笑った。
…相談するなら、今しかないよな。
「実はさ………」
そう言って俺は、
琴葉と偶然ぶつかったのが話すきっかけとなった事
恋愛相談に乗ってもらう事になった事
昨日さっそく相談に乗ってもらったら琴葉の様子がおかしく、
途中で帰ってしまった事
そして…
そんな琴葉を、追いかけなかったんじゃなくて…
追いかけられなかったのだということを話した。